スーパーベーシック ペリオドントロジー
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118手順④ 剥離④骨膜剥離子(図6‐23)を用い全層弁で歯槽骨が完全に露出するまで剥離する。通常は縦切開を加えないため、辺縁歯肉から剥離していく。 この際、歯間乳頭部を20ハーシュフェルトで剥離し、歯間中央部の辺縁歯肉を剥離する。歯冠周囲がすべて剥離された後にPR3プリチャード(または14ゴールドマン・フォックス)で全層弁を剥離・翻転する。頬側は歯肉歯槽粘膜境を越えるまで(図6‐24a)、口蓋側は骨が4~5mmほど露出するまで剥離する(図6‐24b)。歯肉弁を剥離した後に歯根周囲に残存する辺縁歯肉を除去する。図6‐23a 骨膜剥離子。右:20 ハーシュフェルト、左:PR3 プリチャード(小)図6‐24a 歯肉歯槽粘膜境を越えるまで剥離することで、全層弁は自由に可動できる。辺縁歯肉は根尖側に移動している。図6‐23b PR3 プリチャードの大きい方は、剥離した歯肉弁を押さえてラウンドバーで骨切除する際に便利である。図6‐24b 歯槽骨が直視・直達できるように4~5mmほど剥離する。 剥離用使用器具LearningPoint 剥離の手順LearningPointaabb

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