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103Ⅲ 診断と基本的治療術式図Ⅲ‐51 上顎第二小臼歯・下顎犬歯・第二小臼歯にミニスプリングが装着されている.T ピンでロックした裏側に挿入できるので,入れたままとしても約5~7°のオーバーアップライティングで停止するので,ミニスプリングを装着したまま動的治療終了までおくことができる.図Ⅲ‐52 下顎第一大臼歯のチューブのバーティカルスロットにミニスプリングを挿入し,大臼歯の整直をしている.その他に用いているスプリングはセラミックブラケットを使用しているのでTピンが使用できず,TP Orthodon-tics Japanのスプリングピンである.❾ 第一大臼歯の整直は,KBバッカルチューブの中央に付与されているバーティカルスロットにミニアップライティングスプリングを挿入し,アームをワイヤにフックする(図Ⅲ‐52,53).10 つぎに犬歯・大臼歯舌面のリンガルボタンどうしの結紮(Spanish windlass)の緩みがあれば,探針を用いて締め上げておく(図Ⅲ‐32,54).▲図Ⅲ‐54注)下顎側切歯のアップライティングは術後の後戻りの防止のために必ず行っておくこと.図Ⅲ‐53 大臼歯のアップライティングの方法を示す.A:チューブにバーティカルスロットが付いていないとき.B:バーティカルスロットが付与されているとき.BA

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