これならわかるビスフォスフォネート
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36ビスフォスフォネート系薬剤1CHAPTER間などが挙げられています.抜歯を契機としてBRONJを発症患者:62歳,女性主訴:下顎の骨露出,歯肉腫脹現疾患:多発性骨髄腫BPs系薬剤:パミドロネート(アレディア®),ゾレドロネート(ゾメタ®)BPs投与期間:2年.糖尿病のため,インスリンとプレドニン®を服薬中インプラント治療を契機としてBRONJを発症患者:59歳,女性主訴:歯肉腫脹現疾患:骨粗鬆症BPs製薬:アレンドロネート(フォサマック®)BPs投与期間:1年5か月.図9‐1a,b 抜歯を契機に下顎の骨露出.初診時の口腔内とエックス線写真.図9‐1c 初診から3か月後.図9‐1d 粘膜骨膜弁を形成しフラップを剥離反転し,腐骨を切除して抗菌薬を投与する.口腔清掃を徹底させる.図9‐1e 術後2か月後,骨の再露出はなく,安定した経過をとっている.図9‐2 部インプラント埋入を契機として同部にBRONJを発症. インプラント周囲に腐骨分離像を認めた(矢印).
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