少ない色でスピーディに仕上げるためのコンポジットレジン充填テクニック
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16CHAPTER 1 Our Original Color Matching TheoryCHAPTER 1 Our Original Color Matching Theory2 1本の歯の歯頸部、中央部、切縁部に見られる色の変化(図1-14)は、違和感なく自然である。筆者らは透明度があっていれば少々色が異なっていても、それが移行的な変化であれば、まったく違和感なく、自然に見えると考えている。実際、コンポジットレジンのデンティンA1とA4のような異なる色調でも、透明度が同じであればジョイント部を移行的にすることにより、自然に見える(図1-15)。透明度をコントロールし、さらにジョイント部を移行的にすることで多少の色の違いは違和感なく見えるのである。筆者らは色あわせの重要な条件として透明度>ジョイント部の移行形態(ベベルの形態)>色と考えている。色あわせに「白背景」「黒背景」のコンセプトを活用しよう図1-14 1本の歯の歯頸部、中央部、切縁部に見られる色の変化は、違和感なく自然である。図1-15 デンティンA1とA4のような異なる色調でも、透明度が同じであればジョイント部を移行的にすることにより、違和感なく見える。

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