開業医だから発見できる口腔がん
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19第2章「何か変?」に気づこう! 口腔がんのサイン下顎左側臼歯部にみられた歯肉がんです。表面はカリフラワー状であり、腫瘍の表面が粗造であることから、比較的、悪性腫瘍の診断がつきやすい症例です。右側歯肉にみられた歯肉がんです。頬粘膜にも乳頭腫があり、歯肉の病変も乳頭腫状で多発しています。このような多発する良性の病変の中に、悪性化した歯肉がんが存在することがあります。上顎歯肉部に、義歯による傷にも見える赤色と白色の混合した病変を認めます。この所見だけでがんと判断するのは難しいと思います。早期がんでは、少し経過をみないと診断が困難な場合もあります。歯肉歯肉歯肉・表面がカリフラワー状・表面が粗造・乳頭腫状・表面が粗造・赤色/白色・表面が粗造乳頭腫とは皮膚や腺にも生じる種々のできもの。機械的刺激やいぼに関連するウイルスなどにより発生する、乳頭のような有茎性の良性腫瘍。ちょこっと解説肉芽(組織)とは組織が損傷を受けた時、その局所を守ったり修復したりするために出てくる、増殖の盛んな若い赤味を帯びた柔らかい結合組織。ちょこっと解説これがサインこれがサインこれがサイン頬粘膜の乳頭腫歯肉部の乳頭腫状のがん
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