開業医だから発見できる口腔がん
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57第3章もしも異常が見つかったら~発見後の対処法~●専門医専門医でのがん治療の流れ流れ 患者さんが病院に行った時に、どのような流れで行われるかを知っておきましょう。口の中や顔写真なども撮影します。❶口腔内外の診察がんの進行度や、患者さんの年齢、全身状態、その他の要因をすべて考慮し、その患者さんに対する治療の説明が行われます。❺治療方針の説明がんと思われる組織の一部を歯科治療と同じ局部麻酔をしてメスなどで切り取ります。大きさは5mm程度ですので、そんなに痛みはありません。❷生 検採取した組織の一部を顕微鏡で調べ、がんかどうかを検査します。結果が出るまでに通常5日~1週間程度かかります。❸病理組織検査結果の説明がんがどれだけ周囲の組織に広がっているのかその範囲を知り、他の臓器への転移(遠隔転移)がないかどうかを確認するために、いくつかの画像診断が行われます。また、手術や治療にたえられるかどうかに関して、全身状態を知る目的と、腫瘍マーカーなどで腫瘍の状態を知る目的で血液検査が行われます❹CT、MRI、PET-CTなどの画像検査や血液検査❼退 院1年間はほぼ毎月かそれより短い期間で、2年目以降も数ヵ月に1度は専門家による経過観察が行われます。この経過観察は10年以上続きます。❽外来での経過観察ほとんどの口腔がん治療は入院下で行われ、治療はがんの進行程度に応じて異なります。大きく分けて手術、放射線、抗がん剤による治療があり、程度にあわせて組み合わせたりします。入院期間も患者さんの負担も、治療内容により大きく変わります。❻入院、治療治療については次ページで解説
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