開業医だから発見できる口腔がん
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68これだけは知っておきたい口腔がんのステージ分類2 口腔がんと診断がついた後は、さまざまな検査結果から臨床病期(がんの進行度:がんがどれだけ進んでいるか)を決め、それによって治療法を選択します。口腔がんの病期(ステージ=進行度)は、腫瘍の大きさと症状(T)、リンパ節転移の有無(N)、遠隔転移の有無(M)によって分類する「TNM分類」が国際的にも一般的です。病期は、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳa期、Ⅳb期、Ⅳc期の6期に分かれます。 I、II期のがんを「早期がん」、Ⅲ、IV期のがんを「進行がん」と言います。当然のことですが、ステージ(病期)が早いほど生存率や治癒率が高くなります。治療施設にもよりますが、病期別の5年生存率は、Ⅰ期で90%、Ⅱ期で70%、Ⅲ期で60%、Ⅳ期で40%といわれています。●ステージ分類ステージ分類腫瘍が頭やのどの深部、内頸動脈まで広がる(T4b)か、6cmを超えるリンパ節転移がある(N3)。Ⅳb期腫瘍は4cm以上の大きさ(T3)か、頸部に3cm以下のリンパ節転移が腫瘍と同じ側に1つある(N1)。Ⅲ期腫瘍は2cm以下(T1)、リンパ節転移がない(N0)。Ⅰ期●ステージ分類と治療の成果治療の成果腫瘍が遠くの臓器に転移している(M1)。Ⅳc期腫瘍が口の周囲(筋肉、皮膚、上顎洞)まで広がる(T4a)か、3~6cmのリンパ節転移が1つ、または6cm以下の複数のリンパ節転移がある(N2)。Ⅳa期腫瘍は2cmを超えるが4cm以下(T2)で、頸部リンパ節転移がない(N0)。Ⅱ期

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