超音波装置バリオサージ
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治療モード 治療モードにはS(サージモード/外科モード),E(エンドモード/歯内療法モード),P(ペリオモード/歯周治療モード)の3種類がある.バリオサージの回路は,骨の状態やチップの種類,またチップ先端の負荷によって共振周波数がずれて切削効率が低減されることを防ぐため,フィードバック機能とオートチューニング機能が働くように工夫されている. この2つの働きにより,チップ先端の負荷の状態を常時監視しながら最適なパワーと周波数を供給するようにコントロールされている.またパワー設定や注水量などは,合計9つまでプリセットできるようになっている.そのほか,設定されたそれぞれのモードごとに10~100%の範囲で微調整が可能になっている. 超音波装置バリオサージ(以下,バリオサージとする)は,一般的な超音波スケーラーよりも高い出力を発生できる骨切り用の超音波装置で,以下の特長を有する.患者にとってのメリット・ 術後回復が早い(創傷治癒に優れている)・ 侵襲が最小限で済む術者にとってのメリット・ 安全性が高い(軟組織を巻き込まない)・ 選択的な骨削除が可能・ コントロール性に優れている(切削深度,切削幅など)・ 多目的に使用できる超音波装置バリオサージの特長コントロールユニット本体図1�操作パネル部.左から順にP(ペリオモード/歯周治療モード)・E(エンドモード/歯内療法モード)・S(サージモード/外科モード)のモードボタンがある. コントロールユニットは,大型液晶ディスプレー,操作キー,液送ポンプ,薬液ボトルの吊り下げ用ハンガーで構成されている.大型液晶ディスプレーには,治療モード,プログラム,パワーレベル,注水レベルが表示され,一目で設定状態がわかるようになっている.8超音波装置バリオサージの特徴と構造
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