超音波装置バリオサージ
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先端のチップはどのように動いているの?図1-4 チップ先端の振動振幅.矢印で示す右の薄い影のようにみえるのが振幅である. 超音波振動は,チップ先端部が0.1mm程度の幅で1秒間に約3万回の振動を繰り返しているため,当然人の目には止まらず,チップの動きを確認することはできない.しかし,近年の技術進歩により,超高速度カメラを使うことで,前後に動くわずかな動きやキャビテーション(空洞化現象)までもが,可視化することに成功した.その詳細はPART3(P82)を参照.院内でどのくらいのスペースが必要なの?どこに置くといいの? 歯科用ユニットの大きさは各社異なるが,ほとんどの超音波装置は,設置する場合の面積として,縦350mm,横350mm程度あれば十分で,なかには極端に小型のものもある.見た目だけではなく,購入予算,設置場所のスペース,切削能力(パワー)などを考慮したうえで選択することが望ましい. 特定の場所に据え付けるのではなくて,どの治療ユニットでも使える状態にしておく.具体的には,キャスターつきの小さい台に載せて,必要な場所に移動して,外科処置,歯周病の処置,口腔清掃などに使う.ハンドピースやチップは常に滅菌した箱に収納して,移動式の台に収納しておく.図1-5 バリオサージ専用カート「iCART-L」.16PART1知っておきたい 超音波装置バリオサージの基礎知識
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