図解 ドラッカーに学ぶ歯科医院経営50のヒント
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第2章 歯科医院の組織のつくり方53何をするべきなのかを考えさせます。たとえば、受付部にキャンセル数の目標を達成するために、どのような取り組みや、業務の仕組みにするべきなのかを考えてもらうのです。 各部署で決めた内容は、ミーティングで発表してもらいます。そして発表されたものに対して、全体にも意見を出してもらいます。 この作業を行うと、経営目標を実現するための手段が具体化され、何をすれば目標を達成できるのかが共有されます。最大の利点は、手段を実践することに、スタッフが責任感を持つようになること。人間は指示されたものは「やらされている」と感じるものですが、自分で決めたものは責任を持って行うからです。 最後に、これをタイムスケジュールに落とし込みます。 期限を切ることで、何をいつまでにしなければいけないのかが明確になります。これこそが目標達成のためのプランであり、戦略であり、ミッションを実現するための地図なのです。経営目標を中期目標→短期目標に落とし込む→→→→→→・患者数 月800人・リコール数 月100人・自費の売上げ 年8千万円・キャンセル数 月50人・中断数 年200人 …中期:5年後の目標・患者数 月550人・リコール数 月50人・自費の売上げ 年6千万円・キャンセル数 月60人・中断数 年250人 …短期:今年の目標

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