歯科医院にお金を残す節税の極意
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1665歯科の税務調査で調査官が見ているポイントとは? 私たちのように税務調査を何度も受けていると、調査官がどのようなところを見ているのか、そしてどのような流れで見ていくのかを、ざっくりと理解することができます。 しかし、多くの院長先生は、税務調査の経験が非常に少なかったり、もしくは税務調査を経験したことがなかったりというケースがほとんどではないでしょうか。 そのため、税務調査官がどのようなところを見ているのか、そのポイントを簡単に説明していくことにします。 まず、税務調査は、午前9時~10時頃に開始されることがほとんどです。最初、立会いの税理士との身分証明書の確認があり、その後調査に入っていくのですが、いきなり帳簿書類を調べるということはあまりありません。ほとんどの場合、最初に事業概況のヒアリングがあります。 歯科医院の場合には、院長先生の出身大学などの生い立ちから開業に至った経緯、現在の事業の内容などをヒアリングでおおざっぱに把握します。最近は、ホームページやブログなどで、事前に診療所のことや、院長のことを確認してくることが多く、たとえばインプラントなどの自費を行っているのかどうか、最近の景気や売上の動向はどうなのかなどといったことを、ヒアリングします。 実は、この時、もちろん事業の内容を確認しているというのも

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