歯科治療中のやさしいごはん
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仮歯ってなに? 仮歯は、クラウンやブリッジなどの最終的な被せものができあがるまで、しばらくの間使う歯で、むし歯の治療をした後などに使われます。歯を削って次の治療に進むまでの間に被せて、治療途中の歯が欠けてしまったり、移動してしまったりすることを防ぎます。また、削ったところを守るだけでなく、見た目や噛み合わせを回復する効果や、食事をラクにしたり、発音をしやすくする効果もあります。食事の際に注意すること 仮歯は形を整えやすいように、やわらかいレジン(プラスチック)でできています。また、治療をする際にはずしやすいよう、仮の接着材でつけてあります。そのため、仮歯に強い力がかかると、取れてしまったり、割れてしまうことがあります。スルメやフランスパン、焼き鳥などの引っ張ってかじる食品や、煎せんべい餅、飴などの硬いもの、チューインガムやグミ、キャラメル、もちや求ぎゅうひ肥を使った和菓子などの食品に注意が必要です。親しらずってなに? 親しらずは一番最後に生えてくる永久歯で、智ちし歯とも呼ばれます。一般的には、18歳~20歳のころに生えてきます。後から生えてきた親しらずが手前の永久歯を傷いためてしまったり、歯並びに悪い影響がある場合は、親しらずを抜き、すでに生えそろっている永久歯を大切に守ります。食事の際に注意すること 親しらずの抜歯は、歯の周りをおおう骨を削る外科手術となることもあります。骨を削る量が多ければ多いほど、出血や腫はれも多くなりますので、塩辛いものや、酸っぱいものを避け、やわらかいものを反対側の歯を使って食べるようにしましょう。術後の1~3日は、雑炊・おじや、スープなどにして、食欲がわかないときは、ゼリータイプの総合栄養食の酸味の少ないものがおすすめです。ただし、ゼリー飲料を吸引すると傷口に負担がかかってしまうので、お皿に出して、スプーンを使用して食べるようにしましょう。Case1Case2治療途中で仮かりば歯が入っています……。親しらずを抜いたばかりです……。仮歯9やさしい食事が必要なのは、どんな治療中&治療後?Chapter1

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