QDI 1月
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口蓋からの結合組織採取どこから、どう採取して、どのように使うのか?第1回瀧野裕行中田光太郎鈴木真名7654321大口蓋孔CTGCTG83mm3mm3mm7mm7654321大口蓋孔CTG83mm3mm3mm7mm7654321大口蓋孔CTG82mm2mm2mm6mm上皮層 0.5mm上皮層 0.5mm上皮下結合組織を支持 0.5mm骨を保護 0.5mm口蓋骨結合組織移植片1.5mm3.0mm結合組織層3.0mm結合組織層骨膜上皮層 0.5mm上皮層 0.5mm上皮下結合組織を支持 0.5mm骨を保護 0.5mm口蓋骨結合組織移植片1.5mm3.0mm結合組織層3.0mm結合組織層骨膜上皮層 0.5mm上皮層 0.5mm上皮下結合組織を支持 0.5mm骨を保護 0.5mm口蓋骨結合組織移植片1.5~2.0mm3.0mm結合組織層3.0mm結合組織層骨膜口蓋部:智歯が残っていれば、上顎結節から採取することはできないが、基本的には線維性が強くなく、血管成分が多く含まれた部位を選択する。口蓋側から採取する場合は6番遠心から3番ぐらいまでのエリアから採取する。表層に非常に近い部分を採取しようとした場合、結合組織移植に不必要な上皮が含まれるリスクが高くなるため、表層部分約1.0mm直下を約1.5〜2.0mmの厚さで採取する。小臼歯部口蓋側:切開線は歯頚部から2.0~3.0mm離し、口蓋側6番遠心から3番遠心まで臼歯3歯分を約7.0mmの幅で採取する。エンベロップフラップ:一文字状あるいはL字状のエンベロップフラップを形成し、厚さ約1.5mmの結合組織を採取する。小臼歯部口蓋側:口蓋6番の遠心あたりから3番ぐらいまでのエリアから採取する。健康な歯周組織を前提とし、歯頚部から約2.0mm離した位置に切開線を設定する。それは、良質な結合組織は歯頚部寄りに存在するためである。良質な結合組織をできる限り多く採取するため、表層部分0.5mmを残しつつ、その直下の結合組織約1.5mmをマイクロスコープ下でのSingle Incisionテクニックを用いて採取する。13─Vol.22,No.1,2015013

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