Quintessence DENTAL Implantology 2022年No.3_2
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歯周組織・インプラント周囲組織に対するプロービングの考え方の再考 歯周治療を行うにあたって、歯周組織検査は必須のものとなる。なかでも基本的な検査項目として第一に挙げられるのがプロービングデプスであることは論を待たない。しかしながら、う蝕の検査に用いる探針同様に、細菌を押し込んでしまうのではないか? またインプラントの場合、プロービングによりその幼弱な付着様式を傷害してしまうのではないか? といった懸念も生まれてきた。実際、いわゆる“ジェントルプロービング”の概念が曖昧なこともあり、インプラント治療におけるプロービングの意義が揺らぐ状況が惹起された時期もあったように感じる。 近年、イエテボリ大学のLindheらのグループを中心に「今やインプラントに対する検査・診断はプロービングによることが必須」との見解が科学的にも実証され、文献にも多数発表されるに至っている。しかしながら、臨床の現場ではまだ解釈に混乱のあることが伝わってきていることから、イエテボリと日本の歯科医療の現場双方に造詣の深い日本歯科大学の関野 愉先生に、臨床家向けに天然歯(歯周組織)およびインプラント双方に対するプロービングの意義を解説いただいた(編集部)。日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座Satoshi Sekino0387 ─Vol.29, No.3, 202247特集2関野 愉

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