Quintessence DENTAL Implantology 2022年No.5
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2-1ロケーターアタッチメント2-2磁性アタッチメント2-3 アタッチメントのパーツの呼び方に関しては、最新の日本補綴歯科学会の用語集1)ならびにGPT9(Glossary of Prosthodontic Terms 9th edition)2)において「メール」「フィメール」ではなく、「パトリックス」「マトリックス」が推奨されており、本特集においてもそのように用語を統一した。0699 ─Vol.29, No.5, 2022超高齢社会において、患者が口腔内に装着されたインプラント補綴の機能を良好に維持し、十分な咀嚼により食事・栄養を摂り続けるためには、患者の加齢による口腔内状況や全身状態の変化を見越した、対応しやすい上部構造を装着する必要がある。このような背景のなか、インプラントオーバーデンチャー(Implant Over Denture;IOD)が注目を浴びている。本誌2021年4号にて、IODのアタッチメント選択をテーマとした特集を掲載した。今回は、その反響としていただいた、「各アタッチメントの起こりうるトラブル(合併症)とその対処についても読みたい」という声に応え、またトラブル予防として欠かせないメインテナンスについてもご解説いただく。(編集部)ボールアタッチメント新名主 耕平、永山 晃之14田中 譲治22吉松 繁人32前田 芳信4211Part 3総括1.公益社団法人日本補綴歯科学会(編).歯科補綴学専門用語集第5版.東京:医歯薬出版,2019.2.TheGlossaryofProsthodonticTerms:NinthEdition.JProsthetDent.2017May;117(5S):e1‐e105.

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