Quintessence DENTAL Implantology 2023年No.5
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3演者論202文 審美性を追求することは、歯科医師にとって非常に重要かつ永続的なテーマである。患者特有の個性を見出し、ときに患者の生活様式を考慮し、何よりもその希望を加味しながら、最終補綴修復装置に反映させるため、つねに同じゴールで終わらせることができない多様性と複雑性をもつ。そこにインプラントが介在するとなおさらである。 インプラント修復において審美性を考慮する場合、歯冠修復と同様に辺縁歯肉と歯間乳頭の位置およびその長期的安定が問題となる。インプラント治療を長期的に安定させるためには、インプラント周囲に十分な量の硬・軟組織が必要となるが、インプラントが生物学的に成立するだけの周囲組織があったとしても、審美的に十分な量の組織が温存されていることは稀であり、この点への配慮を欠くと、患者・術者双方にとって仕上がりに不満が残る結果となる。つまり、審美イSkill Up連載からお引越し22Quintessence DENTAL Implantology─ 0738大特集臨床論文P.28P.38P.48佐藤琢也鈴木健造中田光太郎P.58P.70綿引淳一/宇毛 玲/山﨑長郎石川知弘Index概 論総 括P.24P.92日髙豊彦とことん審美インプラント

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