8Quintessence DENTAL Implantology─ 0008 現在、日本にある歯科診療所の約20%でインプラント治療が行われている。国民の認知度も向上し、インプラント治療は欠損補綴に対して必要不可欠な選択肢の1つとなっている。その一方で、インプラント治療におけるガイドラインは十分に確立されているとはいえず、中でもインプラント修復に使用される咬合スキームについては科学的根拠が乏しい。ある一定の基準は示されているものの、エビデンスに基づいた明確なものはなく、ほとんどの歯科医師が手探りで上部構造に咬合を付与し、咬合調整を行っているのが現状である。 従来の補綴装置の設計に関する報告では、インプラントの連結やインプラント体と補綴装置との関係、あるいはアバットメント‐スクリューの緩みと咬合荷重の方向の関係など大特集臨床論文P.16P.28杉元敬弘吉野 晃/船木 弘P.40P.52P.64佐分利清信長谷川篤史郡 啓介/桝本光希/大久保力廣Index概 論総 括P.10P.72小久保裕司そろそろインプラントの咬合について本気で語りませんか
元のページ ../index.html#1