Quintessence DENTAL Implantology 2024年No.3
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0353 ─Vol.31, No.3, 20249 インプラントを用いた有床義歯といえば、Implant Over-denture(IOD)がすぐに思い浮かぶが、なぜ今「インプラントを利用したパーシャルデンチャー(Implant Removable Partial Denture:IRPD)」なのか? 実は、高齢化がますます進む本邦では、将来的に無歯顎よりも部分欠損歯列の割合が多くなることが推計されている。すなわち、いかに部分床義歯による補綴で健全に近い歯列を回復させられるかが、今後の欠損補綴の重要な役割と考えられるのである。 部分床義歯の支持源としてのインプラントは信頼性が高いが、そのエビデンスは極端に不足している。そこで、本企画ではIRPDのエビデンスの背景と臨床例を示して現在地を詳らかにし、実臨床で使える情報を読者に提供することを目的とした。(編集部)

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