QDT2月
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橋本 誠有限会社DELアーチ福岡県福岡市南区桧原7‐37‐1 前号では、スキャナーとCADソフトについて解説し、良いSTLデータを作成できるCADソフトを選択することが重要であると述べた。しかし、どんなに良いSTLデータを作成しても、加工精度が悪ければ意味がない。 たとえば、加工機と言えばどのような物を思い浮かべるだろうか? 工業用の何千万円もする高価な加工機から、ラボに設置可能な卓上のものまでさまざまである。 当然、工業用の高価な加工機で製作した加工物の方が良い結果が得られると考えがちなのだが、実はどんな高価な加工機でも、CAMソフトが出力するNCデータの指示通りにしか動くことができない。なので、高価な加工機でもCAMソフトの性能が悪ければ宝の持ち腐れなのである。加工機に関しても、カタログスペックの軸数、バーの直径、1本当りの加工時間等を気にして選択されていることが多いと思う。今回は加工機、CAMソフトについて、筆者の選択基準を述べる。

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