QDT 2015年6月
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分光反射率を考慮したIPS e.max Pressにおける陶材築盛方法Outside color天然歯の色構成において、歯牙全体の表層から読み取ることができる色相。若年代はWhite/Orange系、中年代はYellow系、老年代はBrown/Gray系など、経時的にさまざまな見え方に変化していく。Inside color内層は歯根色・象牙色・マメロン色・白帯・グレーエリア、さらに指状構造の違いや透明層の強弱で構成されている。Structure’s color天然歯構造がもつ色要素としては、エナメル質の光の屈折で起きるオパール効果(入射光と反射光での色変化)、さらに明度的要素に大きな影響をもつ蛍光性が存在する。Surface(Detail)天然歯の表層条件も色調に大きな影響を与えている。若年代のように表面に細かな表現(周波条など)が多いと光の乱反射で明度が上がり、老年代のように表面が経時的な変化で滑らかになると入射光が増え、明度は低下する。97QDT Vol.40/2015 June page0843

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