QDT 2015年12月
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Feature article ♯2湯浅直人Naoto YuasaProfile2002年 東邦歯科医療専門学校技工士科卒業2004年 東邦歯科医療専門学校専攻科卒業2004年 医療法人社団新芽会 近藤歯科勤務2007年 QDT1月号にてNext Generation掲載2008年 モリタ主催「歯科技工登竜門」優秀賞受賞2008年 QDT10月号にてMASTERPIECE掲載2009年 QDT11月号にてMASTERPIECEと文献「ポーセレンワークを極める インターナルステインの本質を考える―その活用術と製作の実際―」掲載2009年 ノリタケデンタルサプライ(現クラレノリタケデンタル)インストラクター就任2010年 医療法人社団徳洋会 大谷歯科クリニック勤務2010年 第6回国際歯科大会登壇2013年 湯浅セミナー主宰2014年 第7回国際歯科大会登壇Presentation-1Next Generation掲載当時を振り返って─きっかけは「腕試し」─ 私は歯科技工学校時代から特に形態に関して興味があり、西村先生ら形態に関して造詣が深い先生方の文献や解剖学の本を読んだり、先生に頼んで抜去歯を集めてもらって、それを見ながらさまざまなトレーニングを行っていました。そして、それを活かせる道として、セラミックワークをやりたいと考え、専攻科に進学しました。 専攻科卒業後は、これからセラミックワークをやっていくにあたって、実際に患者に会って話をしたり、口腔内を見てみたいという思いがとにかく強かったため、先輩の紹介で神奈川県の近藤歯科(近藤忠雄院長)に勤務させていただくことになりました。実はこのとき、近藤院長はベテランのセラミストを募集していたのですが、この院長が懐の深い方で、「先生、よかったら雇ってみて下さい。できますから」という何の根拠もない私の主張を受け入れてくれて、雇っていただけることになりました。 この院内時代、メタルセラミックスを製作して実際に患者の口腔内に装着されたところを繰り返し見てきたことが、自分のポーセレンワークのもっとも大きなベースになっていると思います。Next Generationに投稿したのは勤務して3年目で、きっかけは、ただ単に自分の腕試しをしたいという気持ちからでした。Next Generation掲載後から現在まで─インストラクター就任、海外での講演の増加─ 2007年にNext Generationに掲載させてもらい、その年にモリタの歯科技工登竜門にこれも腕試しのつもりで応募させていただき、入賞したことでその翌年の技工フォーラムで発表させていただくことになりました。その際にMASTERPIECEの依頼をいただき、2008年に掲載。これを見た青嶋 仁先生(ペルーラAOSHIMA)から連絡がきて、お会いすることになりました。そこから現在に至る付き合いがあるのですが、これは自分の中で非常に思い出に残る出来事になっています。96QDT Vol.40/2015 December page1786

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