QDT 2016年6月
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Feature article #2理論と実際藤尾 明AXIA DENTAL TECHNOLOGY兵庫県加古川市加古川町粟津55‐7 以前筆者は、ポジションに応じたオクルーザルトランスフォーメーション(咬合面形態応用)について、ザ・クインテッセンス2010年9月号に高井基普先生(プレミアムデンタルケア恵比寿代官山)と共同執筆させていただいた。本稿ではそれを基に、歯科技工士の立場からさらに噛み砕いた内容を、筆者がどのように臨床を行っているかを基にして説明していきたいと思う。 ただ、いきなりAngle ClassⅡ・Ⅲの説明をしても内容が伝わりにくくなると思われるので、咬合の安定とは何かという原則を知ってもらうために、咬頭嵌合位の安定と臼歯部離開咬合についてまず説明し、その後、オクルーザルトランスフォーメーションに話を進めていきたいと思う。はじめにocclusaltransformation(咬合面形態応用)の

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