QDT 2016年9月
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 近年、歯科技工におけるCAD/CAMシステムの重要性は増すばかりである。その中で、CAD/CAMシステムの扱い方も変化してきた。CAD/CAMシステムの黎明期ではアウトソーシングのシステムが多かったものの、時代が経過するにつれて、インハウスのシステムを購入するラボが増えてきており、特にCAD/CAM冠が保険収載されて以降は、その傾向が顕著になっている。それにともない、黎明期では考えられないほど、市場にはさまざまなCAD/CAMシステムが販売されるようになった。 こういった状況から、小誌も含め、各CAD/CAMシステムの情報や扱い方が解説されている記事・講演会は多い。だが、振り返ってみれば、その情報はほぼスキャナー、CADソフトウェア、マテリアルという分野に限られ、CAMソフトウェアに関する情報はほとんどなかったと思われる。 本座談会は、このCAMソフトウェアにスポットライトをあて、CAMソフトウェアとはどういうものなのかを整理することを目的としたものである。企画趣旨あまり知られていないCAMソフトウェアのはなし座談会▲後編:オープンなCAMソフトウェアの利点と欠点、加工時のトラブル対処法などFeature article #2

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