QDT 2018年10月号
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Feature article #2関 錦二郎関錦二郎商店/岩手県盛岡市大通2-6-14-3F(クワタカレッジ)が提唱したテクニックである。その詳細は桑田氏の著書『セラモメタルテクノロジー2』(医歯薬出版,1983年)にて詳説されているが、簡潔に一言で説明すると“歯の解剖”を知り、エナメル質や象牙質の“色合いや透明度”に似た陶材を築盛することによって歯の色調を再現するという手法である。このテクニックを基に多くのメーカーの陶材が開発されたと言っても過言ではないほどスタンダードなテクニックとなっているためにテクニック名としては周知されることがなくなりつつあるが、現在でもほとんどの歯科技工士が普段から意識せずに用いているテクニックであると言える。 この“歯の解剖”を知り“色合いや透明度”を再現するという考えを、歯肉部の製作にも応用しようと考えた。それが、「アナトミカルジンジバルシェーディングテクニック」である。再現する“歯肉の解剖”を知り“色合いや透明度”を再現することにより、より簡単に、そしてシステマチックに歯肉を再現することが可能となる。 本稿では、歯肉の解剖を再考し、それを基に考案したアナトミカルジンジバルシェーディングテクニックについて解説していきたい。歯肉色再現法Anatomical gingival shading technique第8回 日本国際歯科大会201810/6(SAT)午前SPEAKER’S ARTICLEBホールQ‌D‌T

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