106特別座談会編集部:本座談会では、歯科技工所でエピテーゼ・ソマトプロテーゼを製作していくなかで、そのやりがいや難しさなどをさまざまな立場からお話しいただければと考えています。まずはみなさんがエピテーゼ・ソマトプロテーゼに携わるようになったきっかけと、エピテーゼ・ソマトプロテーゼ製作に関する現在の状況を教えていただければと思います。なお本座談会では、参加者全員のご希望で私も含めて敬称を「〇〇さん」で統一させていただいております。萩原:群馬県高崎市にある株式会社萩原歯研 エピテーゼ製作室 メディカルラボKの萩原圭子です。歯科技工士としては21年目です。きっかけは学生時代に顎顔面補綴を知ったことで、その後10年前から本格的にエピテーゼ・ソマトプロテーゼを製作するようになりました。組織としては萩原歯研の一部署ではありますが、歯科技工所とは別の場所でエピテーゼ・ソマトプロテーゼを製作しています。現在、歯科技工物の製作は自身の仕事の2割程度しか携わることができず、エピテーゼ・ソマトプロテーゼの製作や技術者養成スクールが大半を占め、セミナーの開催や講演活動も並行して行っております。萩原圭子株式会社萩原歯研エピテーゼ製作室 メディカルラボK群馬県高崎市片岡町3-25-5濱谷亜衣株式会社アルテ工房千葉県市原市惣社4-11-3渡辺絵美デンタルスタジオ ビッグバン栃木県宇都宮市立伏町893-359本間理恵株式会社シンワ歯研新潟県新潟市西区的場流通1-3-17はじめに:きっかけと現在の状況QDT Vol.45/2020 September page 1228
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