~IOSを起点とした歯科医師・歯科技工士のチームワーク~*1歯科技工士・夏堀デンタルクリニック 青森県八戸市城下1丁目15-28*2歯科医師・夏堀デンタルクリニック私たちのフルデジタル補綴・修復 ~IOSを起点とした歯科医師・歯科技工士のチームワーク~*1甲地貴行 Takayuki Kacchi/*2夏堀礼二 Reiji NatsuboriQDT Vol.46/2021 November page 1290(前回の続き)症例2 症例2は、₇₆₅欠損に対して2本のインプラント体を埋入、マルチユニットアバットメントを装着し、ハイブリッドデザインのインプラント上部構造を製作した症例である。ワークフローを図1に示す。センタリング機構のあるコーピングでのベリフィケーションインデックス採得(図2a)およびスキャンボディ装着(図2b)を行った後、デジタル印象採得を行ってデータをラボサイドに送信する。図2cに、3Shape Dental System(3Shape。以下、Dental System)における設計画面を示す。インプラント位置情報の34ケースプレゼンテーション読み込みについて図2dに示す。プロビジョナルレストレーションのデザイン完成時およびベリフィケーションモデル上での完成時、そして口腔内装着時を(図2e~g)に示す。プロビジョナルレストレーションは、歯科衛生士による清掃性の確認・評価を行って修正していくことも重要である。別症例となるが、図2hに歯科衛生士による歯間ブラシのサイズ選択を行っている様子を示す。これにより、最終上部構造の製作後も、プロビジョナルレストレーションをスキャンしてデータを重ね合わせることで同じサイズの歯間ブラシが使用できるようになる。 プロビジョナルレストレーションによる評価が完了第11回 IOSを起点とした現代のインプラント補綴─精度向上のためのポイントとその実践例─(後編)リレー連載た私フルデジタル補綴・修復ちの
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