縁側1/3の内部構造について言及していく(図1)。 セラミックワークにおいてマメロンを表現する上で、陶材とインターナルステインはともに重要である。筆者のセラミックワークにおいては、陶材でマメロンの形とその周囲の透明感を付与し、その下地の上にインターナルステインで細かくマメロンを作り込んでいくのがそれぞれの基本的な役割となっている。以下、それぞれの工程について筆者の考えを述べていきたい。はじめに 前編では「ワンランク上のセラミッククラウンを目指す上で、なぜマメロンの表現が重要なのか」「マメロンを正確に読み取るためにはカメラが重要であること」「どのような視点で目標歯のマメロンを観察しているのか」について述べた。後編ではその読み取ったマメロンを、臨床においてどのように表現していくのかを紹介させていただきたいと思う。なお、前編と同様に、本稿においてはマメロンおよびマメロンを含む切Feature article #2ワンランク上のセラミッククラウンを目指して─マメロンの表現に着目してクオリティアップを図る─後編:読み取ったマメロンを表現する!
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