72QDT Vol.47/2022 February page 0214 前編では、ラミネートベニア修復の基本概念とマテリアルセレクションおよびワークフローについて紹介した。後編では、プレスセラミックスを用いたラミネートベニアの臨床応用について、とくに色調再現性に着目して解説したい。 まず、プレスセラミックワークでつねに着目されるのがインゴットの選択であるが、ラミネートベニアにおいてはクラウンの製作ほどの選択肢はなく、実際には選択したインゴットを活用した色調再現や設計がより重視されるのではないだろうか。そこで後編では、プレスセラミックスを用いてどこまでの審美再現が可能なのか、さまざまな臨床例を提示しながらその可能性と優位性について触れてみたい。都築優治Ray Dental Labor京都府京都市山科区竹鼻竹ノ街道町18-8Feature article #2ラミネートベニア修復へのプレスセラミックスの活用と適応基準後編:プレスセラミックスを用いた色調再現の可能性はじめに
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