筆者は現在、前述のとおりα7とα7cの2つのセットを用途に応じ使用している。α7のほうは主に通常のシェードテイキングで使用し、α7cはファイナルの口腔内や顔貌写真に使用しているが、状況により機種やレンズ、フラッシュの組み合わせを変更する場合もある。Kit1:シェードテイキングや模型上撮影用 α7ボディを用いた主な組み合わせである(図22)。カメラ本体:α7(ソニー)レンズ:70mm F2.8 DG MACRO(シグマ)フラッシュ:MACRO FLASH STF-8(OMデジタルソリューションズ)Kit1による口腔内撮影時の設定露出モード:マニュアルシャッタースピード:1/125絞り:F22ISO感度:200 MACRO FLASH STF-8はガイドナンバー※178と光量こそ少ないが非常に軽量コンパクトなため、70mmマクロと組み合わせて日常のシェードテイキングや模型上撮影用として使用している。APS-C※18モードに切り替えることにより焦点距離は換算105mmとなり、データ容量も節約できる。Kit2:口腔内&顔貌撮影用 α7cボディを用いた主な組み合わせである(図23)。Kit2による口腔内撮影時の設定フラッシュ出力:1/1(マニュアル、フル発光)ホワイトバランス:5,900Kカメラ本体:α7c(ソニー)レンズ:FE 90mm F2.8 Macro G OSS(ソニー)フラッシュ:MF12マクロフラッシュ(GODOX)ワイヤレスフラッシュトリガー:X Pro S(GODOX)露出モード:マニュアルシャッタースピード:1/125絞り:F22ISO感度:10036QDT Vol.48/2023 June page 0766Feature article #1図22 α7ボディを用いた主な組み合わせ。オリンパスのツインフラッシュはガイドナンバー8と光量こそ少ないが非常に軽量コンパクトなため、70mmマクロと組み合わせて日常のシェードテイキングや模型上撮影用として使用している。APS-Cモードに切り替えることにより焦点距離は換算105mmとなり、データ容量も節約できる。 本図の撮影は、後述のKit2(図23)で、静物撮影用の白テーブル(後述、図26)で天井バウンスにて撮影。撮影データ:シャッタースピード:1/100、絞り:F9、ISO感度:ISO800、フラッシュ出力:TTL発光、ホワイトバランス:6,000K。筆者が使用している機材Kit1:シェードテイキングや模型上撮影用
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