QDT 2023年7月号
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3演者論202文QDT Vol.48/2023 July page 0914 審美領域における欠損顎堤では、一般的にポンティックが適応され、欠損部顎堤粘膜の条件が許せば、オベイト型ポンティック(OP)または改良オベイト型ポンティック(MOP)が清掃性・審美性・機能性に PVRのポンティック基底面に使用される材質は、即時重合レジンまたはコンポジットレジンが一般的である。良好に基底面が研磨されたポンティックを構成要素とするプロビジョナルレストレーションであれば、たとえ装着期間が長期になっても、ポンティック基底面直下の欠損顎堤粘膜および辺縁歯肉の炎症の原因とはならない1。 補綴装置との材質の違いはあるが、PVRの装着の装着期間において、歯周組織の反応を観察することは補綴処置において避けられないプロセスのひとつであおいて理想的であることは前号で述べた。今号では、プロビジョナルレストレーション(PVR)のOPまたはMOPの基底面形態とそれに対する欠損顎堤の調整法について詳述する。る。ポンティック基底面形態は、それに接する欠損顎堤粘膜と辺縁歯肉の炎症の有無、ポンティック歯肉縁形態、また隣接面の歯間乳頭様組織の形態に影響を与える。PVRの本来の目的2は補綴装置装着後のシミュレーションを意味することから、調整されたPVRのポンティック基底面は、補綴装置と同じ形態であることが当然求められる。その意味合いから、PVRのポンティック基底面形態の調整は、チェアサイドで歯科医師が行う必要があり、仮着用セメントによるPVRの装着を通して、辺縁歯肉の反応を患者の来院時に毎回歯科医師:きばやし歯科医院京都府長岡京市開田1丁目21-21Hiroyuki Kibayashi46連載第12回:エビデンスに基づいた欠損修復処置(その3:ポンティック〔中編〕)木林博之 はじめに1.PVRのOPまたはMOPの基底面形態とそれに対する欠損顎堤の調整法Periodontal Tissue補綴装置と歯周組織の接点The interface of Restorations and

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