QDT 2023年12月号
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QDT Vol.48/2023 December page 1512 まず、臨床については、最初の緊急事態宣言を受けていちはやく外来診療が中止となりました。その後、2021年1月、2021年4月に第2回、第3回の際にも、そのつど診療は中止され、急患だけは何とか受け入れるという態勢となりました。その上で、一日あたり診療できる患者さんの数も制限されました。その診療時も、ガウンやフェイスガードが必須となり、緊張感の中で臨床を行うこととなりました2。 また教育についても一変し、ご承知のとおりオンライン授業が行われるようになりました。その後、感染状況が沈静化するにしたがって時間差登校が行われるFeature article #1*3歯科医師・福岡歯科大学 咬合修復学講座 冠橋義歯学分野/福岡歯科大学医科歯科総合病院 補綴(入れ歯)科*1歯科医師・長谷歯科医院/福岡歯科大学 咬合修復学講座 有床義歯学分野兵庫県たつの市新宮町新宮397-1*2歯科技工士・合同会社DentLab福岡県大牟田市大字吉野619-16福岡県福岡市早良区田村2-15-1*4歯科医師・公立八女総合病院福岡県八女市高塚540-2*1長谷英明 Hideaki Hase/*2古賀智也 Tomoya Koga/*3髙江洲 雄 Yu Takaesu/*4鈴木宏樹 Hiroki Suzuki18鈴木:今日はお集まりいただきありがとうございます。オンライン立ち会いについて、まずはオンライン立ち会いを始めるようになったきっかけを髙江洲先生からお話しいただければと思います。髙江洲:2020年からの新型コロナウイルス感染症の全国的な流行を受け、同年4月から緊急事態宣言が発令されました。その際、大学では研究・臨床・教育のすべてが影響を受けることになりました1。1)オンライン立ち会いを始めたきっかけは?1.オンライン座談会:筆者らが語るオンライン立ち会い(後編・実践編)オンライン立ち会いの可能性義歯製作時における

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