は、半焼結の状態は焼結後とはサイズが異なることから、焼結が終わってから表面性状を付与する方が多いのではないかと思います。 このなかで、半焼結の段階から表面性状を付与する方はいらっしゃいますか?松山:私は、焼結後のブリッジなどの連結部の加工が難しいと感じているので、連結部に関してはできるだけしっかりと半焼結の状態で作り込むようにしています(図1)。ただ、表面性状の付与に関しては、焼結後に行っています。チェ:私の場合は、4前歯や6前歯のブリッジ、フルマウスなど、反対側に合わせる必要がないケースであれば、半焼結の状態で表面性状を付与しています。ですが、模型上38掲載されたリレー連載の各回(敬称略)第1回(2023年5月号) 鈴木 淳第2回(2023年6月号) 松山真也第3回(2023年7月号) チェ・ムンシク第4回(2023年8月号) 峯崎稔久第5回(2023年9月号) 鬼頭寛之第6回(2023年10月号) 都築優治 本座談会は、昨年5月号から10月号まで連載された「リレー連載 3つのコンセプトをQ&Aで読み解く前歯部モノリシックジルコニア最前線」(各回の著者は左を参照)をベースにしたものになっています。各回の内容を本座談会とあわせてお読みいただくことで、より深く各著者のコンセプトを理解できると思いますので、ぜひリレー連載とあわせてお読みいただければと思います。 (編集部)Feature article #2都築:後編は、形態修正・表面性状とグレーズ処理をテーマにお話をしていきたいと思います。 まず、モノリシックジルコニアは、基本的にCAD/CAMシステムを介して製作しているわけで、レイヤリングして製作するときのような大幅な形態修正を行うという感覚は薄いと思うのですよね。おおむね、ミリングマシンで加工したものを調整する程度の範囲だと思います。つまり、前歯部の場合、質感表現(表面性状・光沢度)が大きな焦点になってくると思います。 この表面性状を付与するタイミングですが、ミリングマシンで加工後、半焼結の段階で行う方、焼結されてから行う方の2タイプがおられると思います。ただ、一般的にQDT Vol.49/2024 February page 0164加工用バーの選択基準は?後編:形態修正・表面性状とグレーズ処理Feature article #2座談会前歯部モノリシックジルコニア最前線
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