QDT 2024年3月号
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QDT Vol.49/2024 March page 0312 前回は表層陶材築盛前の処理として、おもに0.8mmカットバックの下準備の考え方を述べた。0.8mmカットバックは築盛用陶材の選択要素も加わり、よりフルベイクに近い手法となるが、今回紹介するインターナルステインを行って表層陶材を0.4mm築盛する工程からは図1で示すように同様である。それぞれのカットバック量の違いは、0.8mmカットバックではインターナルステイン塗布前に、築盛陶材によってカスタマイズされた色調の下地が準備されているということである。 今回は、インターナルステイン1の塗布と表層陶材についてまとめてみたい。なお、陶材はセラビアンZR(クラレノリタケデンタル)を使用している。また、インターナルステインの配合については湯浅直人氏(大谷歯科クリニック)のレシピをベースにしており、承諾をいただいて掲載している2、3。i- Dental Lab/神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5-8-5 パームハイム20168伊原啓祐はじめに連載基礎から学ぶフェイシャルカットバック法を用いた陶材築盛第3回 インターナルステインと表層陶材築盛

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