Feature article #1歯科医師・原宿デンタルオフィス/日本臨床歯科学会 理事長東京都渋谷区渋谷2-1-12 VORT AOYAMA 4FQDT Vol.49/2024 April page 038818陶材築盛のためのクリアランスが少なくすむようになり、従来のような幅の広いショルダーやシャンファーが疑問視されるようになってきた。また同時に、CAD/CAM時代の支台歯形成では周知のとおり、 メタルセラミックスとは異なり線角に丸みをもたせた形成が必須となるため、その点への対応も求められるようになってきた。 図2に、モノリシックレストレーションの症例をもう1例示す。本症例ではマルチレイヤーのジルコニアディスク(ノリタケカタナジルコニアSTML、クラレノリタケデンタル,モリタ)にステイン(イニシャル スペクト1)時代が求める支台歯形態への対応を目指して<前号より続く> 時代はジルコニア、しかもジルコニアモノリシックレストレーション時代へと大きくシフトした。図1に、グラデーションディスクを用いたフルアーチに対するモノリシックレストレーションを示すが、このように歯冠色材料単体で審美性および強度が得られる 時代になると、メタルセラミックスで求められてきた3.新規バーキットの開発について(後編:バーキット編)山﨑長郎 Masao Yamazaki生物学的支台歯形成の基本とMI時代に適応した各種器材の応用
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