QDT Vol.49/2024 April page 0438i- Dental Lab/神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5-8-5 パームハイム20168伊原啓祐 これまでは、フレームの選定からカットバック量、インターナルステインや表層陶材の特徴についてまとめてきた。フェイシャルカットバック法の特長のひとつとしてモノリシックジルコニアよりも表面性状の付与が行いやすいことが挙げられる。形態修正を的確に効率良く行うには目標となる天然歯を知る必要がある。筆者が普段、形態修正を行う際に着目しているポイントにフォーカスを当てて天然歯模型を観察し、特徴をまとめたいと思う。 なお、今回の内容は本誌2017年に連載した「知識で変わる歯のかたち-天然歯形態再現の要点-」における「第5回 上顎前歯部の規則性」1から抜粋し、かつアップデートしたものである。連載基礎から学ぶフェイシャルカットバック法を用いた陶材築盛第4回 天然歯形態の観察はじめに
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