QDT 2024年10月号
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b図1a、b 患者は40代男性。正中離開の改善を主訴に来院した。初診時の口唇と歯の関係についてaに示す。明らかな正中離開が認められ、歯頚部の楔状欠損と両側中切歯の矮小化も観察された。aabcQDT Vol.49/2024 October page 1083図2a~c デジタル印象採得。スキャン時の口腔内正面観をaに、スキャンされたポリゴンメッシュと重ね合わせた状態をbに、STLデータのみの状態をcに示す。図3 無形成のラミネートベニアを通法どおりCAD上で設計したが、正中離開の閉鎖という目的は果たされるものの審美性には不満が残る結果となった。図4 歯科技工士による、3Dプリンター模型へのワックスアップ。もちろん加工する厚みに物理的な限界があるため厚みの配慮も行い、最終的な形態目標を考察した。21初診時デジタル印象採得正中部閉鎖のために試作したプロビジョナルレストレーション歯科技工士による理想的形態を目指したワックスアップ『イノベーション・オブ・ラミネートベニア』出版記念企画:前歯部ラミネートベニア形成デザインの分類とデジタルラミネートベニア症例紹介(後編)1)ClassⅠ:“Non-Prep” Additive Design Laminate Veneer

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