ザ・クインテッセンス8月
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51星 裕子(Yuko Hoshi)山口歯科医院/友生歯科医院遊亀裕一(Hirokazu Yuuki)神奈川県歯科技工所開業山手デンタルアート明倫短期大学臨床教授キーワード:安全,インプラント治療,歯科麻酔,耳鼻咽喉科,チームアプローチ,インプラント上部構造えた質の高いチーム医療のあり方を考えるRound Table Discussion for the High Quality Team Approach in Patient Oriented Dental Treatmentインプラント治療では,たとえば上顎洞底挙上術などのアドバンスな治療で,静脈内鎮静法(Sedation)が増加している.しかし,安全面からいえば日本の一般臨床家は極めて危険な治療を行っているといわざるを得ない.これは山口先生の医科病院勤務での経験,そして,現在も歯科麻酔科医・耳鼻咽喉科医らと密接な連携をとり手術を行っている現状から,他院をみたり講演を聴いたりして強く感じるのだという.医療はまず第一に安全・安心であり,第二に治療の最終ゴールの達成が望まれるのはいうまでもない.しかし,現状では治療時間内もしくはその日のうちに予定していたすべての手術を終らせることが優先され,治療計画の遂行が第一という誤った認識がまかり通っているのではないか. 安全・安心なインプラント治療を提供できなければ,国民の信頼を得ることはできない.だからこそ,「患者を中心に据えた質の高いチーム医療」が今まさに求められているのだ. (編集部)歯科衛生士歯科技工士××☞先生の技術に見合った治療法か?☞先生の技術に見合った治療法か?☞高額な治療に見合う効果があるか?☞高額な治療に見合う効果があるか?☞ 生体に無理なインプラント治療では☞ 生体に無理なインプラント治療ではないのか?ないのか?☞ 全身をみて医師と連携して行ってい☞ 全身をみて医師と連携して行っているのか?るのか?☞ 最終的には噛めて長持ちしなければ☞ 最終的には噛めて長持ちしなければ意味がない.意味がない.インプラント治療に対するインプラント治療に対する患者の視点はこうなんです!患者の視点はこうなんです!the Quintessence. Vol.31 No.8/2012̶1685

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