ザ・クインテッセンス 2016年1月
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新聞QUINT連動企画新春特別対談:ダイジェスト版「iPS Dentistryの夜明け」(ノーベル生理学・医学賞受賞者京都大学iPS細胞研究所所長・教授)●山中伸弥氏●河奈裕正氏(聞き手)(慶應義塾大学医学部准教授 歯科・口腔外科学教室) さる2015年10月5日,6日,二日連続で日本人がノーベル賞を受賞した.生理学・医学賞の大村智氏(北里大学特別栄誉教授),物理学賞の梶田隆章氏(東京大学教授)のお二人である.それに先立ち,2012年に山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長・教授)が,ノーベル生理学・医学賞を受賞し日本中が興奮のルツボに巻き込まれたことは,医療関係者でなくともいまだ記憶に新しいところだろう. 姉妹紙「新聞QUINT」2016年1月号では,再生医療の実現につながるiPS細胞を初めて作製された山中氏と,口腔外科手術とくにインプラント術後併発症の予防とリカバリーについて,国内外の講演を通じて教育活動を行う河奈裕正氏(慶應義塾大学医学部准教授)の対談「医療の明るい未来に向けて―iPS Dentistryの夜明け―」が掲載されている.そこでは再生医療の現状と展望を語っていただくとともに,医療に携わる研究者と臨床家に向けて応援メッセージをいただいた.本記事はその一部をダイジェスト版としてお届けするものである.3the Quintessence. Vol.35 No.1/2016—0003
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