プロビジョナルレストレーション,審美補綴°Tooth AxisHideki Tanaka, Kuninari Kodamaキーワード: デジタルデンティストリー,IOS, 田中秀樹*/兒玉邦成*1*福岡県開業 田中ひでき歯科クリニック*1歯科技工士 田中ひでき歯科クリニック連絡先:〒814‐0132 福岡県福岡市城南区干隈2‐1‐19Digital Technology in Esthetic Prosthodontics: A New Trial Using Intraoral Scanner 近年,歯科医療におけるデジタル技術の進歩は目覚ましい.それにともない,デジタルデンティストリーが注目されるなか,インプラント治療,補綴治療,矯正治療などにおいて口腔内スキャナー(以下,IOSと略)を用いた光学印象や,CAD/CAM,3Dプリンターを用いたサージカルガイド,補綴装置,矯正装置の製作などに広く応用されてきている. IOSでは,その精度や歯科治療の効率性の向上,そして経済性のメリットと同時に,現時点におけるいくつかのデメリットや知っておくべき注意事項もある.たとえば,従来のシリコーン印象法と同等の100μm以下の精度で印象が可能であると報告されている1,2が,フルアーチの固定性補綴装置を製作するにあたっての精度にはまだ不安があること,また歯肉縁下0.5mmより深い支台歯形成においては,光学印象後のフィニッシュラインの再現性が難しいことなどが挙げられる.審美補綴治療ではフィニッシュラインを歯肉縁下に設定することが多く,口腔内スキャナーで歯肉縁下の領域を光学印象することは現状では難しく,クリアなフィニッシュラインを読み取るためにはいくつかの工夫が必要になる. そこで,本稿では,当院で行っているハイブリッド方式によるIOSを応用したデジタルデンティストリーの実際の臨床を提示していきたい. IOSを使用することにより,口腔内の3D画像データが取得され,ソフトウェア上で補綴装置の設計が行えるため,実物の作業用模型がなくても仮想咬合器上で補綴装置を製作することも可能である. しかしながら,補綴装置のマージン辺縁の適合や,隣在歯とのコンタクト接触および対合歯との咬合接触点を確認したい場合,あるいはフレームワーク上に陶材を築盛し,隣接面と咬合面の接触を付与する40the Quintessence. Vol.41 No.11/2022—2500咬合平面に咬合平面に対しての標準対しての標準的な傾斜角度的な傾斜角度Occlusal planeOcclusal planeはじめに3D画像データと3D模型IOSを活用した新たな取り組みIOSを活用した新たな取り組み特 集 1審美補綴審美補綴デジタルデンティストリーデジタルデンティストリーデジタルデンティストリーデジタルデンティストリーにおけるにおけるにおけるにおける
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