東京医科歯科大学大学院歯学総合研究科*生体補綴歯科学分野,*1歯周病学分野連絡先:〒113‐8549 東京都文京区湯島1‐5‐45Junichiro Wada, Koji Mizutani, Noriyuki Wakabayashiキーワード: 咬合様式,部分床義歯, 自浄性への配慮,咬合付与,支台歯The Successful Concept of Removable Partial Denture in Patient with Periodontitis:How to Preserve and Involve the Fragile Abutment Tooth in RPD? Part 3. Prosthodontic Approach for Fragile Abutment Tooth Protection82第1回 補綴治療を前提とした歯周治療第2回 支台歯を保護・活用するための義歯設計第3回 弱体化した支台歯への補綴的アプローチ第4回 補綴治療後のフォローアップthe Quintessence. Vol.41 No.12/2022—2756今回の内容 前回の第2回では,主に部分床義歯の「義歯設計」に焦点を絞って,歯周病で弱体化した支台歯を咬合ストレスから守るためのさまざまな概念ならびに具体的な設計手法について述べた. 一方で,義歯設計と双璧を成すかたちで重要な要素として,「咬合付与」が挙げられる.義歯設計同様,健全歯を支台歯に用いる場合であっても咬合付与への配慮は不可欠であるが,義歯に付与する咬合様式の影響は,弱体化した残存歯を支台歯とした場合,より顕著であることが想像される. 第3回では,残存歯列が歯周病で弱体化した状態を想定して,部分床義歯に付与すべき咬合様式を整理する.これに加えて,第2回で触れられなかった義歯設計の重要な要素である「予防歯学的な配慮(自浄性への配慮)」について解説していく.和田淳一郎*/水谷幸嗣*1/若林則幸*特 集 3第3回弱体化した支台歯への補綴的アプローチはじめに支台歯をどう守り,どう活用するのか?パーシャルデンチャーパーシャルデンチャーペリオペリオ
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