3演者論202文に23 前回のベーシック編では,歯周組織再生療法(以下,再生療法)を成功させるために必要である,「歯周基本治療,フラップデザインの選択,切開・剝離・縫合」について解説させていただいた.今回のアドバンス編では,低侵襲(MI:minimal interven-tion)な再生療法の可能性およびその適応と骨移植材について解説する. 再生療法を行ううえで,その骨欠損の状態によっては,すべてがMI治療の適応とならないのは言うまでもないが,術野に対する侵襲度やその治療効果を考慮すると,MI治療の優位性に驚くことが多い(図1)1~3. しかし,MI治療の適応となるさまざまな骨欠損状態に対して,同じ手技,材料を用いた場合でも,その治療効果に差が出ることがある.骨欠損の解剖学的形態は,「垂直性および水平性」,さらに「残存骨壁の数」「隣接する天然歯は単根歯もしくは複根歯なのかどうか」など,さまざまである.そのため,それぞれの状態に適した手技,材料を適用することが重要となる. 患者の個人差もあるため,最終的な結論に至ることはできないが,筆者(金成)なりの考えを述べていきたい.Recipes for Successful Regenerative Therapy: The Indication for Minimally Invasive Surgery and the Material Selection52Masahiko Kanenari, Norihiko Sakataキーワード:MI(minimal intervention),再生材料,M-MIST,骨欠損形態金成雅彦*1/坂田憲彦*2*1山口県開業 クリスタル歯科連絡先:〒747‐0834 山口県防府市田島663‐10*2福岡県開業 坂田歯科医院連絡先:〒814‐0104 福岡県福岡市城南区別府6‐5‐1the Quintessence. Vol.42 No.4/2023—0762はじめに1.再生療法におけるMI治療アドバンス編:MI治療の適応および再生材料の選択特 集 1再導くためのレシピ11)再生療法における代表的な手技 再生療法におけるMI治療の代表的な手技を図2生療法成功を
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