特別対談企画the Quintessence. Vol.43 No.7/2024—136929宮崎 真至日本大学歯学部保存学教室修復学講座 教授田上 順次東京医科歯科大学名誉教授宮城和彦/西村耕三●サイズ:A4判変型 ●412ページ+付録16ページ ●定価41,800円(本体38,000円+税10%) 編集部 昨年,発刊された『TOOTH WEAR─保存・修復の真髄を求めて』は“Tooth Wear”(トゥースウェア)の診断,治療から予防・メインテナンスまでを網羅した決定版となりました.Tooth Wearを引き起こす酸蝕症・摩耗症・咬耗症・アブフラクションの病因や評価,削らずに付加的な処置で歯の修復をはかる“additive restoration”の実際,デジタル機器の活用,矯正・インプラント治療の併用,食事や生活習慣改善・適切な歯磨き・マウスガード装着等による対応など,最新情報に基づく治療法を収載し,Tooth Wear患者に対する具体的で実践的な診療システムの構築に役立つ,全歯科医院必携の1冊となりました.本邦においてもTooth Wearはいまや日常臨床で頻繁に遭遇する病態の1つといっても過言ではありません. そのようななか,Tooth Wearは病因が不明瞭な口腔内疾患で,現段階では分類や治療方法など十分に体系化された教育が困難な状況にあるといわれています.本書では,具体的な検査・診断・治療方法が典型パターンとして確立しにくい病態の多様性がこの疾患の特徴であること,またその症状のレベルによって治療介入の難易度が大きく異なることもこの疾患への対応を困難にする要因であると興味のある解説がなされています. そこで,この『TOOTH WEAR─保存・修復の真髄を求めて』をもとに,現在の本邦におけるTooth Wearの考え方と臨床像を,監訳いただいた田上順次先生(東京医科歯科大学名誉教授)と翻訳にご尽力『TOOTH WEAR―保存・修復の真髄を求めて』を振り返るTOOTH WEAR─保存・修復の真髄を求めて絶賛発売中う蝕,歯周病に次ぐ第3の歯科疾患とされる現代病“Tooth Wear”の診断,治療から予防・メインテナンスまでを網羅した決定版完成!著:Debora R. Vilaboa/Beatriz R. Vilaboa/Jose Manuel Reuss/Debora Reuss監訳:田上順次訳: 保坂啓一/宮崎真至/島田康史/高橋真広/上津原悟郎/今村俊博/塩田 真/ Tooth Wear:現在の考え方と臨床
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