the Quintessence. Vol.43 No.8/2024—160729図1a図1b図1c図1d図1e図2a図2b図2c図2d図1a~e 初診時の口腔内写真.前歯部開咬の改善を主訴に来院した患者であるが,上下顎臼歯部の頬側歯頸部および下顎臼歯部舌側に骨の膨隆を認める.以下,図2~4の各資料を含め,治療方針や治療計画の立案においてどのような点に留意すればよいのか,そして予後を安定させるために臨床医として共通認識しておくべき具体的な留意点や確固たる指針は何だろうか?図2a~d 診断用模型.上下顎臼歯部の頬舌側に骨の隆起が観察される.図3 初診時のパノラマエックス線写真.下顎枝が幅広で短く,咬筋の付着部が発達した咬合力が大きいブラキサーであると推察される.図4 初診時の側貌エックス線写真.フェイシャルタイプはFMAが小さい短顔型で,下顎角部が発達している.側貌プロファイルはコンベックスタイプの上下顎前突を呈している.これらの初診時の写真資料から,治療方針や治療計画の立案においてどのような点に留意すればよいのか?
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