臨床経験診療方針日々の臨床212支台歯歯周組織の改善に考慮した一症例歯周治療40%歯内療法25%補綴治療20%保存修復治療15%支台歯歯周組織の改善に考慮した一症例 卒後10年.臨床研修後は大学附属病院に5年間勤務する傍ら,佐藤直志先生のセミナーで学び,歯周治療を主体とした包括的な歯科治療に取り組みはじめる.2007年より父のオフィスに勤務.10点50200020012003200520072009学習曲線20022004200620082010年 基本手技の研鑽および注意深い観察を重視して,常に自分の行った処置を客観的に評価し,一歩一歩積み上げていくような地道な臨床をしていきたいと考えている. 筆者の勤務する診療所は北関東の地方都市にあり,歯周疾患患者や欠損補綴を要する患者が多く,咬合崩壊をともなうケースも少なくない.歯科全般の処置を要する傾向にあり,口腔内全体を考え,診療を行っていかなければならないことが多い. 日常臨床のなかでは歯周治療に重点をおき,可能な限り歯を保存することを治療目標の1つとしている.また,歯周治療と深くかかわる修復・補綴治療や歯内療法などに配慮して総合的な歯科治療を行うように心がけている.▲歯周治療を中心に日々臨床を行っている.[日常臨床で頻度の多い処置]湯本雅一キーワード:支台歯歯周組織,歯周外科,歯周治療と補綴治療the Quintessence. Vol.29 No.3/2010̶ 0716 スタディグループ「NPC」に入会.My First Stage佐藤直志先生セミナー受講(~2006年).栃木県佐野市・湯本歯科医院勤務.臨床研修後,日本歯科大学附属病院総合診療科勤務(~2007年).日本歯科大学卒業.2010年3月号
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