臨床経験診療方針日々の臨床190限られた条件のなかで審美性を得るには修復・補綴治療30%歯周治療30%歯内治療20%矯正治療5% インプラント治療15% 卒後7年目.2年目に名古屋SJCDの臨床歯周・補綴コースを受講し,それ以後,講師である伊藤雄策先生・本多正明先生に師事.大阪SJCD,OSIスタディクラブ大阪に所属.10点50200420052006200720082009学習曲線2010年 現在の患者の口腔内に認められる状態を診断し,過去の状態を推測する.そこから今後起こりうる疾病を未然に防ぐことが重要であると考える.文献によるエビデンスだけでなく,自分のもつ経験も加味し,治療計画を立てるように心掛けている. 咬合,補綴治療を中心に,歯周組織との調和を図りながら診療にあたっている.ビジネス街にあることから患者は会社員が多く,欠損の範囲も少ないため単冠やブリッジの修復治療が中心となる.患者によっては多少の時間と金額がかかる場合があるが,了承していただけることが多い.また,ホームページを見てインプラント治療を希望し,遠方より来られる方もいる.▲修復・補綴治療,歯周治療を軸に診療を行っている.[日常臨床で頻度の多い処置]佐々木秀典キーワード:審美修復,対称性,歯軸の傾斜,サブジンジバルカントゥアthe Quintessence. Vol.29 No.10/2010̶ 2364 九州大学歯学部卒業My First Stage名古屋SJCD臨床歯周・補綴コース(2005年9月~2006年6月)受講大阪府大阪市・南歯科医院に勤務OSI大阪・インプラントベーシックコース(2008年4~7月)およびアドバンスコース(2008年9~12月)受講大阪府大阪市・伊藤歯科医院に勤務本多先生・補綴設計コース(2007年5~8月)受講限られた条件のなかで審美性を得るには─歯軸の傾斜と顔貌との調和を考慮して─2010年10月号
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