My First Stageキーワード: インプラント,GBR(Guided Bone Regeneration),CTG(Connective Tissue Graft),審美修復松本圭史東京都勤務 まつもと歯科連絡先:〒207‐0011 東京都東大和市清原4‐10‐27‐1F前歯部1歯欠損に対するインプラント治療日常臨床で行う治療の内訳補綴治療 40%歯内治療 20%インプラント治療 10%歯周治療 30% 臨床経験年数 卒後10年目.2005年3月,日本大学歯学部卒業後,同大学歯科補綴学第Ⅲ講座へ入局.2006年4月日本大学大学院研究科入学.2010年3月同修了.同年から都内歯科医院に非常勤歯科医師として勤務.現在に至る.日本補綴歯科学会会員,日本口腔インプラント学会会員,5-D Japan会員,Esthetic Explores会員. 診療方針 1歯単位の治療ではなく,1口腔1単位での治療をつねに心掛けている.また,できる限りEBMに基づき,かつ再治療の少ない治療を行い,日々の臨床に励んでいる. 日々の臨床 大学病院の補綴科に所属しているため,補綴処置の割合が大きい.しかし,非常勤で勤務している歯科医院は最寄りの駅からも近くなく地域密着型の診療所であるため,幅広くすべての分野の知識が必要と考える.インプラント治療においては,既存骨の少ないケースであってもGBR等を行い,理想的な位置に埋入することを心掛けている.図1c 初診時デンタルエックス線写真.₁は根尖部まで骨吸収を認める.図1d 同部CBCT写真.歯根が歯冠に比べて著しく短い.図1a 初診時口腔内写真.正面観.全体的に歯列不正を認める.図1b 上顎前歯部の状態.₁は₁と左右対称ではない状態であった.初診時の状態図1a図1b図1c図1d166166the Quintessence. Vol.33 No.6/2014—13402014年6月号
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