MFS 2014年10月号(お試し版)
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My First Stageキーワード: 咬合平面,咬合挙上,治療用義歯安部明子東京医科歯科大学高齢者歯科学分野連絡先:〒113‐8549 東京都文京区湯島1‐5‐45咬合平面の不正により審美,咀嚼障害を呈した症例における咬合再構成日常臨床で行う治療の内訳補綴治療 40%う蝕治療 20%外科治療10%歯内・歯周治療 30% 臨床経験年数  卒後8年目.2007年,鶴見大学歯学部卒業後,同大学病院にて研修医課程を修了.2008年より一般開業医で2年間勤務.2010年,東京医科歯科大学高齢者歯科学分野に在籍し歯科治療に従事,現在に至る. 診療方針  長期的な予後が維持できるよう術前の適切な診査・診断に基づいた最良の治療法の選択を努めている.また患者の全身疾患,生活環境を考慮し,口腔内の治療計画を立案できるよう心がけている. 日々の臨床  東京医科歯科大学歯学部附属病院のスペシャルケア外来1(旧高齢者歯科外来)では,65歳以上の有病高齢者を対象とし,適切な全身管理を行いながら補綴,保存,外科を主とした包括的な治療を行っている.初診時の状態図1a~d 初診時のパノラマエックス線写真,デンタルエックス線写真,および顔貌写真口腔内写真.咬合平面に著しい歪みが生じている.図1a図1b図1c図1d186186the Quintessence. Vol.33 No.10/2014—22602014年1月号2014年10月号

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