新聞クイント2017年12月(お試し版)
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2017年12月10日(日) 第264号1〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル                    TEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 Email : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部200円(税別) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料 : 2,400円(税別 ・ 送料別)201712毎月1回10日発行第264号平成29年12月10日http://www.quint-j.co.jp/歯科のコミュニケーションサイトクインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。3種類の「加熱式タバコ」が販売され、喫煙者の注目を集めていることは看過できない。加熱式タバコとは、葉タバコを棒状の専用器具で電気加熱し、喫煙者が満足する濃度のニコチンを含む蒸気にして吸うタバコのことである。 「すべてのタバコ製品が毒」であることは科学的に証明されている。東京都では、国に先行して2017年10月5日に子どもを受動喫煙から守る条例が制定され、2018年4月1日より施行される(子どものいる家、自動車、公園、小学校周辺道路、小児関係医療施設周辺はすべて禁煙)。このように喫煙の有害性が周知され、日本におけるタバコ販売が低迷していることは頭頸部がん治療を行う筆者にとっては喜ばしいことである。 しかしながら、現在は A社からの虚偽情報を鵜呑みにした本邦の300万人が使用しているといわれている。加熱式タバコは、煙が発生せず臭いも少ないため避けることは困難であり、「知らぬ間に受動喫煙被害にあう可能性が高まった」として社会問題となっている。また、2017年7月には日本禁煙学会が「加熱式タバコは普通のタバコと同様に危険であり、受動喫煙で危害を与えることも同様である」といった緊急警告を発出している。 A社のうたい文句「屋内の空気を汚さない」は虚偽広告であり、虚偽情報を修正すべく、日本禁煙学会では厚生労働大臣宛に文書を送付している。屋内に発がん性物質を拡散する加熱式タバコの正しい知識を周囲へ伝達する必要がある。もちろん屋内での喫煙はすべて禁止すべきである。(門倉義幸・昭和大学横浜市北部病院耳鼻咽喉科)加熱式タバコの光と影~見えない煙害「人を診ることができる歯科医師」の歯学教育を実践したい藤井一維日本歯科大学新潟生命歯学部長2 特集Walter Petersohn(Dentsply Sirona CCO)Henning Mueller (Dentsply Sirona Group Vice President Asia Pacific RCO)北本優子(デンツプライシロナ株式会社代表取締役社長) 提供:デンツプライシロナ株式会社×社 会 今月のニュース社 会9名の豪華講師陣が登壇第1回 ペリオドンタルプラスティックサージェリーミーティング 11月5日(日)、東京医科歯科大学M&Dタワー鈴木章夫記念講堂(東京都)において、第1回 ペリオドンタルプラスティックサージェリーミーティング(クインテッセンス出版主催)が開催され、「ここから始まる拡大視野下での歯周形成外科」をテーマに、全国各地から約200名が参集した。 開会後、午前の部では和泉雄一氏(東京医科歯科大学大学院教授)による基調講演「ペリオドンタルプラスティックサージェリーの歴史」、中田光太郎氏(京都府開業)による講演1「審美治療のための歯肉増生術(Gingival Augmentation)」、小田師巳氏(大阪府開業)による講演2「拡大鏡下でのペリオドンタルプラスティックサージェリー」、大河原純也氏(茨城県開業)による講演3「歯周形成外科における診査·診断の重要性―とくに結合組織移植術におけるソフトティシュモックアップの有用性―」が行われた。 午後の部では、瀧野裕行氏(京都府開業)による講演4「動画で学ぶペリオドンタルプラスティックサージェリー」、鈴木真名氏(東京都開業)による講演5「審美領域におけるインプラント周囲軟組織の退縮の対処法」、南昌宏氏(大阪府開業)による講演6「ペリオドンタルプラスティックサージェリーによる審美補綴」、木林博之氏(京都府開業)による講演7「補綴装置のカントゥアによる軟組織マネージメント〔チェアサイド〕」、都築優治氏(Ray Dental Labor)による講演8「補綴装置のカントゥアによる軟組織マネージメント〔ラボサイド〕―補綴装置の役割と可能性―」が行われ、天然歯・インプラントにおける歯周形成外科について、第一線で活躍する歯科医師・歯科技工士それぞれの視点から高度なテクニックが披露された。 また、会場ではランチョンセミナーや企業展示も盛況となっていた。 なお、前日の4日(土)には中田氏、木林氏によるペリオドンタルプラスティックサージェリー ハンズオンコース(茂久田商会後援)が開催され、上皮下結合組織の採取やプロビジョナルレストレーションのマージン調整などの実演・実習が行われた。受講者からの多くの質問が出るほど、熱気に満ちたハンズオンコースとなった。登壇した9名の豪華講師陣。連 載田舎の女子力 繋ぐちから岡元奈央2歯科人の安らぎ 噛みしめグ・ル・メ滝澤 崇51分間コラム加藤正治平野正徳インフォメーション第8回日本国際歯科大会 プログラム6~9広 告株式会社モリタ/ウエルテック株式会社 研修会&セミナー情報

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