「Primeprint」の特長を教えてくださいQUINT ORAL INFORMATION「Prime Solutions」に期待する歯科の未来像を教えてくださいクイント・オーラル・インフォメーション〇%の確率で再治療になる可能性があります」など、具体的な数値で患者さんに予後を伝えられるようになるかもしれません。診断のAI化は、それに振り回されずに歯科医師がきちんと使いこなせば、歯科医療全体のレベルアップにつながると考えています。ただし、日本人と外国人の口腔内では、歯も歯肉も骨も異なり、だからこそ日本人のビックデータを集める必要があります。そのためには日本の歯科医師がどこかのタイミングで協力し、日本人のAI診断ができるビッグデータを集めなければなりません。そのスタートを切るのがDS Coreだと思っています。Primeprint歯科専用に開発された3Dプリンタープリンティングプロセスおよび後処理プロセスを自動化・簡素化して生産性を向上させた歯科専用の3Dプリンティングソリューション。13草間幸夫氏荒井昌海氏 宮本貴成氏 4月16日(日)に行われたPrime Solutionsの発表会では、320名の観衆が見守るなか、デンツプライシロナ社代表取締役社長の佐伯広幸氏がステージ上でPrimescan ConnectとPrimeprintのお披露目を行い、開発担当者である同社のNiles Plate氏が概要を説明した。続いて、草間幸夫氏(西新宿歯科クリニック)、荒井氏、宮本貴成氏(Metro West Orthodontics & Periodontics)、井上敬介氏(I Dental Clinic)が登壇し、それぞれの視点からPrime Solutionsの魅力を語った。その後はモデレーターとして荒井氏、コメンテーターとして草間氏、馬場一美氏(昭和大学歯学部教授)、伊藤竜馬氏(歯科技工士・Leap Ceramic Arts)が登壇し、トークセッションが行われた。井上敬介氏左から伊藤竜馬氏、馬場一美氏、草間氏、荒井氏Primescan Connectにも確かに活きています。 従来のPrimescanとの違いは、CADソフトが使用できないという点です。DI Primescanのように購入後にCADソフトの機能を付加することもできないため、完全に口腔内スキャナーの機能に特化し、かつPrimescanよりも価格を抑えた製品になっています。つまり、歯科技工所との連携を前提にしている歯科医院にとっては、Primescanの口腔内スキャナーの高い性能をコンパクトなスペースかつ低価格で活用できるということになります。後工程まで自動化された歯科専用の3DプリンターQ3 Primeprintは、3Dプリントを行うPrimeprintと、3Dプリント後の後工程を自動で行ってくれるPrimeprint PPU(Post Processing Unit)の2台でひとつの3Dプリントシステムになっています。 現在歯科界で使用されている3Dプリンターは、材料のレジンを3Dプリンターのタンクに注入する際も、3Dプリント後の洗浄や硬化といった後工程も手作業で行うのが当たり前でした。Primeprintの材料交換はカートリッジ入れ替え式のためレジンに直接触れる必要がなく、プリント後はPrimeprint Boxを容器のままPrimeprint PPUに移動させることで、自動で後工程まで行ってくれます。そのDS Core歯科用クラウドソリューションデンツプライシロナの口腔内スキャナーとエックス線装置をシームレスに連携。パートナー・専門医・歯科技工所とのコラボレーションを可能にする統合メディアライブラリーとして、より効率的なワークフローを実現します。ため、人の手に触れるのは最終重合後の医学的に安全な状態になったものだけになります。 私の医療法人では院内歯科技工所も運営しているのですが、これまで3Dプリンターは所有せずに必要なときだけ外注してきました。その理由のひとつは、これまでに歯科界で使用されてきた3Dプリンターは歯科専用ではなかったことです。実際に使用すると、Primeprintは歯科医療従事者が本当に扱いやすい設定とは何かをしっかりと理解したうえで開発されているのだと分かります。 もうひとつの理由は手作業の手間が大きかったことです。私の院内歯科技工所の仕事内容を分析すると、全体の1/4~1/3はプロビジョナルレストレーションや個人トレーなどのレジンワークが占めているのですが、Primeprintはそのレジンワークを精度良く、そして模型レスで最終重合までほとんど手間をかけずに製作することができるので、Primeprintを導入することで勤務している歯科技工士の作業は非常に楽になると考えています。クラウドサービスが作る歯科の未来Q4 今後、すべての歯科医院がクラウドに全データを保管する未来はすぐに訪れると考えています。そうなったとき、どのようにデータを収集してビッグデータとして扱い、AIでの診断などにつなげていくのか。AIでの診断が可能になれば、たとえば「この治療は〇年後にPrimescan Connectノートパソコン接続の口腔内スキャナー高速かつ高精度な口腔内スキャナーであるPrimescanが、ラップトップ型PCとの構成で手に取りやすい価格で登場しました。P R荒井昌海 Masami Araiエムズ歯科クリニックMID-G最高顧問Prime SolutionsEvent ReportThe Next Chapter In Digital Dentistry いま、次世代への扉が開かれる―
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