今回の先行体験で、オフィスにいるiTeroスキャン専門スタッフとiTeroスキャン未経験スタッフのスキャン時間を比較してみました。専門スタッフはまだiTero LuminaTMに慣れていなかったので、普段より少し時間がかかって3分くらいの成績でした。一方未経験スタッフは、1回目で8~10分、2回目では5~6分とすぐに時間が縮まりました。つまり、iTero LuminaTMであれば、専門のトレーニングを積まなくても、だれでも使いこなすことができるといえます。また、まだ永久歯が生えていない5~6歳の子どもの患者さまにもスキャンできるか試しましたが、これも問題なく撮ることができました。これは診療効率の向上につながり、収益性の向上も期待できると感じています。 私は矯正歯科医師で、オフィスでは子どもの患者さまが多いです。iTero LuminaTMはワンドが従来の半分のサイズ1になり、撮影範囲と撮影深度が広がったことで、一度に複数の歯をスキャンでき、口蓋が狭くても深いところまで撮影できることは、非常に大きなアドバンテージであると感じました。 また、これまでのiTeroは、順番に歯をスキャンしていかないとセグメンテーションがうまくいきませんでした。しかし、iTero LuminaTMでは、たとえば右上を撮った後左側にとんだとしても、スキャナーが自動的にリンク付けて補正してくれるので、施術者は中断する必要がなくスキャンに集中できます。施術者のテクニックに左右されず、小さなワンドで速く精確にスキャンできることは、患者さまの不快感や咽頭反射を軽減するiTero LuminaTMを導入して、日常臨床でどのような変化を感じましたでしょうか?13ワンドが約半分のサイズ1になったことは大きなアドバンテージになるでしょう。施術者の技術レベルに左右されることなく、だれでも精確なスキャンができるのも魅力です(賀久氏)ことにもつながりますので、臨床上の大きなメリットといえます。スタッフにも患者さまにもフレンドリーで、診療効率の向上と収益性の向上につながっています(賀久氏)1. iTero エレメント5Dのワンド(ワンドケーブルを除く)との比較。*2. iTero Lumina™ 口腔内スキャナーは 3倍広い視野で、より高速なスキャンを可能にします。 iTero Lumina™ 口腔内スキャナーのスキャン対象物との距離が12mmの場合の、iTero エレメント5Dの視野との比較。*3. iTeroエレメントⓇ口腔内スキャナーの従来機種と比較して2倍の速度*でスキャン採得が可能なため、時間の節約につながります。*iTero エレメント 5Dのワンドとの比較.公差は±0.1、作動距離0~20mmでの操作において。** 自社調べ、2023年11月15日。販 売 名:iTero Lumina Core口腔内スキャナー一般的名称:デジタル印象採得装置 歯科技工室設置型コンピュータ支援設計・製造ユニット 承 認 番 号:30500BZX00270000製造販売業者:インビザライン・ジャパン株式会社パネルディスカッションではクリニックのスタッフや患者さまからの実際の声も紹介された。増岡尚哉氏長尾龍典氏北道敏行氏松﨑祐也氏A023755 RevAQUINT ORAL INFORMATIONiTero LuminaTMに対する第一印象と本製品を選ぶメリットについて教えてくださいクイント・オーラル・インフォメーションQ3Q4賀久浩生Kousei Kakuスーパースマイル国際矯正歯科院長矯正歯科医師/インビザラインクリニカルスピーカー・アドバイザリーボードメンバーP R■Event Report 2月25日(日)に行われたiTero LuminaTMの発表会イベントでは、同社製品ユーザーをはじめ約200名の歯科医療従事者が参集した。インビザライン・ジャパン株式会社代表取締役社長の松本貴嗣氏によるオープニングの挨拶の後、Elbaz氏が同製品のお披露目を行い、技術面での進化について解説した。後半では、クリニカルシェアリングプレゼンテーションと題して賀久氏が登壇し、さらにiTeroユーザーを代表していち早く同製品を体験した増岡尚哉氏(東京都開業)、長尾龍典氏(京都府開業)、北道敏行氏(兵庫県開業)、松㟢祐也氏(東京都勤務)の4名によるパネルディスカッションが行われた。
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